気迫。

生映像はPVを超えられない。
これ自論です。
宣伝用に作成された映像(PV)はその曲における輝きの集大成です。
アイドルの最高にオイシイ一瞬をふんだんに盛り込んで作成されているからです。
それを覆したアイドルは今までいません。
それが…。
PVで表現される輝きには限界があります。
作り物の眼(カメラ)では“点”しか捉えられません。
誰か一人の輝きしか追えないのです。
視界を拡げれば全体が見渡せますが放っている輝きも薄まってしまいます。
メンバーそれぞれが放っている輝きを一度に感じる事が可能なのは生きた眼(肉眼)だけなのですね。
ただ、そのためには見られる側も自分の存在を誇示しようと努力する必要があります。
言われるがままに役割をこなすだけでは輝きは半減して(目立たなくなって)しまうからです。
℃-uteのメンバーはそれを実践しているようです。
“歌割りで敵わなくたってダンスなら負けない。”
そんな気迫が伝わってくるんです。
MJに℃-uteが出演していました。
栞菜ちゃんが素敵でした。
立ち位置を変えながらカメラから身を翻す瞬間に魅せた視線の艶っぽさに息を呑んだほどです。
彼女たちにはいつも驚かされます。
℃-uteというユニットの特長は(見た目の可愛らしさに惑わされがちですが)実は激しさだと思ってます。
切磋琢磨した経験が”自分を輝かせられるのは自分しかいない”という意識を育んだのでしょう。