変革の兆し。

入力した曲データを女の子の声で演奏してくれるDTMソフトがあります。
制作者は完成した曲に合わせてキャラクターが動くような細工を施して動画をネットに紹介します。
閲覧して感銘を受けたひとはそれに自分なりのアレンジを加えたものをネットで更に紹介します。
そんな事が奏功してソフトはヒット商品になりました。
この商品のキャラクターは可愛らしい女の子です。
制作者はこの子が“歌う”のをイメージして曲作りをします。
つまり、制作者それぞれが感性のままにキャラクター(アイドル)をプロデュースしていることになるのですね。
Buono!が予想外にハジケて感じられる理由はこれと同じだと思います。
ベリーズ工房℃-uteという素体から選ばれた女の子たちを全く違った概念でプロデュースし直したことにより彼女たちに内在しながら表出することのなかった新しい魅力を惹き出す事に成功したのです。
成り行きだったかもしれませんが、彼女たちはプロデュースという観点において閉鎖的だったハロプロの維新を促す先駆け的存在になってます。
組織は今回の反響を重視して新たな構想を立てるようになるでしょう。
これからハロプロはどんどん様変わりしていくはずです。
アイドルでありながらどんなジャンルの曲にも対応できるアーティスト集団へと変革を遂げ始めるのです。