神曲奏界ポリフォニカ

近頃、お気に入りの小説です。
人間と精霊が音楽によって結びつき共存している世界の物語です。
人間と精霊の関係について喩えてみます。

偶然、亜弥さんに出逢った。
表情が、歌詞が、歌声が、全てが自分にとって新鮮だった。
彼女の歌声がなくても自分は生きていけるだろう。
だけど空虚感が補えない。
彼女の歌声は自分に元気をくれた。
彼女の歌声に心が癒されていくのを感じた。
自分は彼女を推す決意をした。
彼女の歌声を幾度も感じるうちに自分の感性は自然と彼女色に調律されていく。
彼女が感じられない時、自分の心は彼女の歌声を渇望するようになった。
彼女は自分にとって掛替えのない存在になった。

喩えの中で”亜弥さん”は人間です。
彼女の歌声に惹かれた”自分”は精霊に当ります。
歌声に惹かれた”自分”は彼女を推す(契約する)決意をします。
人間は精霊に音楽を提供する代わりに精霊は生命を賭けて契約した人間を守るのです。
神曲奏界ポリフォニカ」は現在4人の作者さんによって書かれています。
一つの世界観で別々の物語を展開させていきます。

神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト (GA文庫)

神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト (GA文庫)

もう御一方、築地俊彦先生の作品についてはもうすぐ発売です。
どの作品も素晴らしいです、よかったら読んでみて下さい。