女のモテ道

亜弥さんがANNでやっているコーナーの一つです。
隙のない亜弥さんをモテモテにするという主旨で作られたものなんですが、自分は「隙がない」と「モテない」は別問題じゃないのかなあって思いながらいつも聴いてます。
彼女が隙がないと思われている理由は話かけ辛いからだそうです。
そう思える心情には二通りあると思います。
一つは、相手が彼女に特別な想いを寄せている場合です。
話かける事により彼女に個体として認識されるわけですから自分が彼女にどう映るのかが心配になってきます。
もしかしたら、もっと接近出来るかもしれないのにそれは思い浮かびません。
自分に自信が持てないので印象を悪くして今迄向けられていた笑顔が自分にだけ向けられなくなるのが怖いのです。
もう一つは、話術で自分が彼女より優位に立てないと感じてしまった場合です。
自分が投げかけた話題を発端に会話が繋がっていけばいいのですが、思わぬ質問を返されて話かけた側が苦しくなってしまう事があります。
仕事をしていて自分では判断のつかない事が出来た時、自分より業務を知っているひとにお伺いを立てるのですが、よく調べもせずに行き当たりばったりで質問すると逆に突っ込まれたりします。
しどろもどろするうちに論点がずれ意図した内容が聞き出せずに終わってしまって次に同じような状況に陥っても前回の事があるから話かけ辛く感じてしまいます。
突っ込まれるのを怖れて聞く事を躊躇してしまうのです。
でも、亜弥さんの場合はどれも違う気がします。
周囲の男が全員彼女に恋心を抱いているとは思えないですし、話術に長けているとはいえ相手をやり込めるほどの論客とも思えません。
あえて喩えるなら、亜弥さんは論客というよりも、剣客に近いんじゃないのかな。
ただ立っているだけなのに何所から打ち込んでも勝てそうにない。
彼女が無意識でしている「自然体」は剣豪のそれと同じなのかもしれない。
だから、誰もが彼女の事を「(打ち込む)隙のない女」と感じてしまうのだと思います。