回帰

亜弥さんの今回のツアーが大盛況なのは、生演奏という演出のおかげと思われがちだけど、自分的には違うと思う。
彼女が原点に戻ったからだ。
原点はファーストアルバムにあると思う。
一つの妥協も許さないつんく♂さんの最高傑作、珠玉の小品集。
今回のセットリストは亜弥さんの集大成的なものが感じられる。
今迄歌ってきた楽曲(資産)で場を盛り上げ、要所にファーストアルバムの曲を起用する。
それが観客に堪らない感動を齎しているのだろう。
ファーストアルバムに収められた楽曲は難しすぎて、よく歌いこなせたなあって今更当時の彼女に感心してる。
でも、いきなりのハードルの高さが彼女を此処まで成長させた。それも事実だと思う。
新しいアルバム。
いつになるか見えてないけど、ファーストアルバムの全カバーなんてのも面白いんじゃない。
リメイクじゃなくて、リアレンジでもなくて、カバー。
15歳の松浦亜弥と、20歳の松浦亜弥は別の存在という設定で、当時の松浦亜弥を現在の松浦亜弥が表現する。
そんな前代未聞は亜弥さんにしか出来ないし、彼女だからこそやれる。
そんな気がするんだ。