もしも…。

茶店でお茶してたら、いきなり亜弥さんがテーブルを挟んだ向いの席に座ったと想定してみます。
自分はその時どういう行動をとるだろうなって考えてみました。
まずは、絶句。
心の中で「お、おい…。」と呟いた後、彼女が目の前に居る理由をこの状況は在り得ないってのを基本線にもの凄いスピードで模索し始めます。
自分の事だから他人の空似という結論を導き出すに決まっています。
そもそも、見ず知らずの女性が自分と同じ席に座ってくれるなんて状況自体がミラクルなのでそれしか思いつかないわけでして。(汗
自分が何も喋らないから亜弥さんが焦れ始めます、彼女の事だからまず間違いなく。
彼女の第一声を聞いた瞬間に他人の空似説が脆くも崩れ去ります。
舞い上がるでしょうね、それこそ何を話していいのかわからない。
自分が握手会のようなアイドルとふれ合えるイベントに行かないのはこの所為です。
女の子に対して気の利いた台詞が言えないんですね、考えはするものの全部白々しく思えてしまって口から出てこない。
結局、純粋に握手をして帰ってくるだけで終わってしまいます。
それと同じ理由で何も話題を提供出来ないんじゃないのかな、取り繕った話題ほど空回りしちゃいますもの。
で、亜弥さんのペースで会話が進んでいく。
「結婚するのならイイ男だよね。」
過去に女の子からそう言われた事があります。
気兼ねを感じさせないから素直になれるひとなんだそうです。
ただ、彼氏にするには面白みがないそうで。(ああそうですか)
だから、友達としていい関係になれると思います。
その後は…。
なーんにも思い浮かびません、親密になれるとは思えないし。(自分を過小評価しすぎってあの子に言われた事もあったっけな。)
ダメですね、受身な性格なので本当に次が思い浮かびません。
亜弥さんに告白されたならなんてぶっ壊れた妄想はしたくないのでこの辺で御開きとします。