ジリリ キテル②

娘。という土壌あってのベリ工でした。
でも、ベリ工は娘。の亜種じゃ決してなかったですね。
近頃、彼女たちしか持ち得ない個性(雰囲気)が際立ってきたのがわかります。
娘。の場合、何処にでも居る女の子の思考や行動を基本形にして、ネガティブか、ポジティブへ少し誇張することにより、恋愛を滑稽に魅せたり、深い切なさ(痛さ)を表現したりしてました。
娘。の歌が他のアーティストのものと比較して異色に感じるのはそのためだと思います。
ベリ工の場合、普通の女の子の思考や行動を忠実に表現しようとしている気がします。
率直な歌詞を歌いながらそれに甘えずダンスもきちんと決めてくるのです。
速く目まぐるしく入れ替わりながら踊る彼女たちの様子は鮮やかでつい惹き込まれます。
軌跡が綺麗に見えるのは、伸から縮、動から静といったメリハリがきちんと出来ているからなのでしょうね。
伏し目がちの状態から視線を持ち上げて歌い始めるという手法は彼女たちの武器と言い換えてもいいです。
ちょっと誉めすぎかな、いいところばかり目に付く気がします。
彼女たちは美しく成長してますね。
いつも彼女たちを追っているヲタの方に比べて新曲が琴線に触れた時ぐらいしか注目しない自分のようなファンの方がその辺り敏感なんじゃないのかな。
ベリ工が生まれた頃は上手に馴染めなかったのにね、彼女たちの成長が楽しみになりました。