松浦亜弥

アイドルは他の歌手の歌について感想したり、そのひとのライブに行きたいって言ってみたり、メディアの前でそんな気安く出来なかったさ。
でも、亜弥さんはちょっと違ったんだ。
自分の素晴らしいと感じた音楽をさりげなく口にしてる、直に感じてみたいって話す。
松浦亜弥って本当はアイドルじゃないのかも。
彼女のように歌うことが大好きな女の子のことを上手に言い表せる言葉がアイドルしか見つからなかったから。
だから、みんな彼女のことをアイドルだと思い込んでいるのかも。
彼女は何も変わらない、初めてステージに立ったあの時からずっと彼女のまま。
きっと、亜弥さんの事をもっと感じてみたいと思う自分たちの心がどんどん変化していったんだね。
自分たちは既成の概念を崩されて彼女の振る舞いそのものをアイドルだと思い始めた。
だから、さも彼女ひとりでアイドルという死語を復活させたかのように錯覚したのさ。
これからも彼女は変わらない、ずっと変わらず輝き続けるんだ。