歴史は繰り返す

「スペジェネ」の映像を購入した。
もう次の曲が発売されようとしているこの時期に何故にといえば、この楽曲が俺にとって初めてのベリ工だからだ。
今まで、ベリ工に手を出すのを迷っていたからだ。


どうやら、俺は足踏みに弱いらしい。
亜弥さんの「香りダンス」の時もそうだった。
観ててゾクゾクしてくる。
少女たちの集団足踏みに一線を越えるべきか葛藤していたのだ。


それで結局、俺は買う事に決めた。


少女たちのダンスが拙い、しなやかさがない。
だが、それがとてもお似合いに感じる。
かつての娘。がそうだったように。
デビューしたての頃のミキティがそうだったように。


拙いが故に滑稽に映る、だから尚更興味がそそられる。
それが、娘。だった。
彼女たちの勲章だったはずだ。


もうすぐ俺は少女たちを判別出来るようになる。
顔と名前が一致し始めている。


まるで、娘。を知り始めたあの頃の自分をなぞっているかのように。