波長


誰でもそうですが、推しの対象の新曲が発売される度に無意識にそれが自分の好みかどうか評価をしています。
いや、そんな大袈裟なものじゃないか。
まず第一印象があって、何度も聴く間にそれがどんどん変化していく。
映像が解禁されるとそれによっても変わってくる。
そんなものだと思います。


亜弥さんや、真希さんのようなソロの場合は率直な印象になります。
歌詞がいいとか、曲調がいいとか、歌い方がいいとか、ダンスがいいとかです。


娘。のような集団になるとパート割りとかも絡んでくるので率直な見方が出来ません。
広い視野で考えていい感じ、つまり調和がとれているかどうかという判断になります。
私はそういう見方をしますが、推しメンのいる方はそのメンバーが歌っている部分だけを重点的に聴いているのかもしれません。


大阪 恋の歌」 昨日、初めて聴きました。


娘。の新曲が出される度にみなさん第一印象を悪く言われるのはお約束なんでしょうかねえ。
第一印象でいいって書かれているサイトさんに滅多に当らないんです。
だから自ずとそういった先入観が出来てしまいます。


先入観を頭から追い払って新曲に集中しました。


娘。を広い視野で感じようとしているのにそれをさせてくれないメンバーが一人だけいます。
いつもじゃありません、波長があってしまうのでしょうね。
その子のパートになると印象を根こそぎもっていかれてしまう、いきなりガツンって感じです。
そこからはまるで彼女がソロで歌っているかのような感覚に陥っていきます。


高橋愛さん。


前回、彼女に心をもっていかれたのは、「つんく♂ with 高橋愛(モーニング娘。) / Love 〜since1999〜」の時でした。
歌い出しの声のかすれに圧倒されて鳥肌を立ててましたから。


今回、それが再びやってきました。
彼女の関西弁がこれほど胸を切なくするのは何故なのでしょうね。
歌が終わった後も彼女の歌声がずっと頭の中をリフレインしていました。


ひとみさんの歌いだしの台詞、そして愛さんの歌声。
それだけしか印象に残らないってどうなんだろう…。


今回のジャケット好きじゃありません。
申し訳ないんですけれど、初めて見た時に蛾のように見えてしまってうええっ…て。
でも、そんなのどうでもよくなりました、この楽曲激推しです。


愛さん一人でこの曲を歌って欲しい。
ソロになって欲しい。
こういった楽曲に出逢うと、私の思考はどうしてもソロ推しに傾倒してしまいます。
されど、愛さんが卒業した後に彼女のパートを引継げるメンバーが思いつきません。
事務所側が今度参入してくる子にいきなりセンターという大役を望んでいるのだとしたら、愛さんの後を継いでくれるのはその子なのかなあ。
そうすれば彼女はソロになれる、そんな期待をしてしまいます。


ひとの印象なんて当てになりません。
自分で聴いてみなければ、その楽曲が自分に似合うかどうかなんてわからないのですから。