神の定義

神と呼ばれるために必要なのは超常能力などではない、周囲への爆発的な影響力なのだと思う。


神と呼ばれる素養を持つひとはいるだろうが当人はそれを意識していない。
何故なら当人にしてみればそれを特別な事だとは思っていないからだ。


神と呼ばれる素養を持つひとが何気なしに行った行為は他人の目に奇跡として映る。
つまり、その行為が奇跡であったかどうかは他人が決めることだ。


自分は神で今から奇跡を起こすなどどいう輩は紛い物に他ならない。
本当の神は自分の事を神だとは決して言わない、何故なら当人はいたって普通に行動しているだけなのだから。


そして、神かどうかも他人が決めることなのだ。


世界規模の影響力など持たなくて良い、短期間に周囲の誰をも納得させてしまう程度の影響力を持っていさえすればその存在は神となれる。
その影響力によりそのひとの思惑は全て肯定される、要するに挫折なく生きられる。
つまり、これこそが奇跡なのだと思う。


ひとりは天賦の神、もうひとりは自分を苛め抜いて神となった阿羅漢である。
解るひとにだけ解ってもらえばいい、理屈を捏ねているがつまるところヲタ話であるから。