名前
神様って、いろんな名前を持っているってご存知ですか?
いちばん有名なところで、”てんてるだいじん”を例にしてみますと、
天照大神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)
大日霎尊(オオヒルメムチノミコト)
御魂神(ミタマノカミ)
坐大神(イマスオオカミ)
などなど。
”同じ神様なのに何故たくさん名前があるの?”って、疑問がわいてきませんか?
わたしもこういった類(神だの、仏だの、妖怪だの、悪魔だの…)に興味がありますから、”何でやろ?”って以前から思ってました。
地方によって呼び方が違うんじゃないのとか、儀式によって呼び方を変えるんじゃないのとか様々あるんですが、近頃ふっと思いついたんです。
これって、愛称じゃないんだろうかって。
例えば、亜弥さんであれば、
松浦亜弥
あやや
まちーら
まっつ、まっつー
アーヤ
あやっぺ
などなど。
呼び方は、呼ぶひとの親密度によって変わりますし、その場の雰囲気や状況によっても変わります。
ミキティが、彼女と雑談している時に、”亜弥さん”って呼んでいたら畏まり過ぎですもんね。
神様は全知全能のハズなのに、いい神様も、悪い神様もいて、神様になった悪魔だって、悪魔に堕ちた神様だっている。
神様の定義って結局は人間なのだと思うんです、ひとによって想い描かれた存在ですし。
特定の存在について、心をこめて呼ぶ名前が愛称なのだから、昔のひとたちが神様のことを愛をこめてそう呼んだとしても不自然じゃないのかなってそう感じました。