本能


自動車を整備に出しまして、出来上がりに3時間ほどかかるとか言われたんで仕方なしに読書して待つことに。
何を読もうって考えて「亜弥とあやや」をチョイスする自分に苦笑しました。


一度読み終えていますから、心に少し余裕が出来ています。
前回、読み流してしまった部分にあぁそうなのだと思うこともしばしでした。


◎亜弥さんは自分に本当にやりたいことが出来た時は迷いを感じないひとなのだと思う。


亜弥さんが今まで歌手をしてきて、経験を積んできて、こんなことやってみたいなあって漠然と思っていることがあるとします。
彼女はそれを他人に漏らさないんです、自分のなかで反芻させている。
彼女がそれを重要なことと意識せず、単純に出来たらいいなあって思っているだけだから。


亜弥さんを突き動かしているのは本能的な部分といってもいいのかもしれない。
彼女の表面的な部分は漠然とした思いとしか受け取っていないため変わりない日常を続けていますが、内面はきっかけが訪れるのをずっと待っています。
彼女の行動が唐突なのは生涯の転機と呼ばれる場面で必ず内面が主導権を握ってしまうためだと思われます。


亜弥さんは歌手になりたいと漠然と思っていました。
友達のなかには同じ夢を公言するものもいたけれど、彼女にとってそれは漠然としたもので公言するレベルのものとは認識していなかったのです。
そして、彼女はオーディションを受け合格します。
当然、周囲はそのことについて誰も知りませんでした。


亜弥さんについて今後事務所から特別な発表があった場合(独立とか、引退みたいな)、それは彼女の意志が反映されたものです。(ヲタさん方は事務所を悪者にするでしょうね)
彼女は基本的に事務所の要望にイエスしか言わないひとですが、自分が突き動かされてしまった時は自分の意志を絶対まげないひとでしょうから。


自分たちは、そんな日が来るのを覚悟しておかなきゃならないのでしょうね。
ただ、それは亜弥さんにとって正しい選択なのだと信じてあげたいと思います。
亜弥さんの本能は今まで失敗することなく彼女を導き続けているのだから。