終宴

全国から集められた神官(DJ)、巫女(おどりスト)たちは見事に役目を果たした。
神殿はモーニング娘。神話で満たされていた。
神官(DJ)は最後の仕事に取り掛かる。
宴の終焉。
女神たちを帰さなければならない。
神官(DJ)の導きのもとに巫女(おどりスト)たちが、信者(モーヲタ)たちが肩を組み始める。
円陣となり女神たちを送り出すのだ。
全国から集まった素性も知らない者たちの意識がひとつになっていた。
身体を振る。右に、左に。
歌う。
ひとつになった心が、言霊が、女神たちを神話の世界に送り届けていった。