ユニット「カントリー娘。」を考える

カントリー娘。に新曲がリリースされる事となり、ふと、ジャケットが気になってサイトを検索した。
当然、簡単に見つかった。


…ん
何でだろう。


どうでもいいような事だが、カントリー娘。のメンバーよりも藤本美貴の写りの方が大きいのが気になった。
まるで藤本美貴が率いているぞ。と言わんばかりである。
ユニット名「カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)」の順番ではない。
写りの順とすれば、「藤本美貴カン娘。カントリー娘。)と紺野(モーニング娘。)」となる。
紺野あさ美の枠は一番小さい。
「浮気なハニーパイ」のジャケットも見てみた。
やはり、藤本美貴が一番大写りである。
さらに遡って、石川梨華の時代を覗いてみる。
和気藹々とメンバー全員が肩を寄せ合って写っていた。
このジャケットなら「カントリー娘。石川梨華(モーニング娘。)」といっていい。


以前、「カントリー娘。から見るユニット像」でカントリー娘。メロン記念日について書いた事があった。
今日はカントリー娘。についてもう少し掘り下げてみたいと思う。


インディーズ時代のカントリー娘。は正規メンバーのみで活動していた。
田中義剛さんがプロデュースしていた。
メジャーデビューをきっかけにプロデュースが田中義剛さんからつんく♂さんにバトンタッチされる。
モーニング娘。から石川梨華が支援目的で参入する。


楽曲「初めてのハッピーバースディ!」はやさしい感じの曲調だった。
この時期のカントリー娘。が一番素朴だったのではないだろうか。
牛の乳搾りや乗馬をこなすりんね犬ぞりレース優勝者のあさみに、牧場の生活に全く慣れない石川が
きゃあきゃあ騒ぎっぱなしでとても可愛かった時期でもある。


楽曲「恋人は心の応援団」は石川梨華を輝かせるためのものといっていい。
この楽曲はチアガール的な振り付けが物語るように応援歌であった。
この楽曲から、カントリー娘。の曲調が著しく変化し始める。
石川梨華は本業モーニング娘。の楽曲「ザ☆ピ〜ス!」でセンターを任せられる事で
自分に自信が持てるようになっていた。
カントリー娘。石川梨華中心のユニットに変わっていく。


楽曲「色っぽい女〜SEXY BABY〜」は里田まいをイメージして創られたといわれている。
この楽曲はラテンのテンポで艶っぽさを前面に押し出したものだった。
里田まい
彼女は第4期モーニング娘。オーディションに最終選考まで残っていた。
彼女がカントリー娘。に参入した事により、カントリー娘。の曲調がさらに変化した。
この楽曲を最後にりんねカントリー娘。を卒業しオリジナルメンバーがいなくなる。


楽曲「BYE BYE 最後の夜」はりんねが卒業したひと月後にリリースされている。
失恋した女の子の心情を切々と歌い上げる曲だった。
この曲を最後に石川梨華カントリー娘。支援が終わる。


この楽曲までカントリー娘。の活動拠点は北海道だった。
藤本美貴紺野あさ美石川梨華の代替で支援に入り、カントリー娘。の活動拠点が北海道から
東京に移る。


楽曲「浮気なハニーパイ」は最初から藤本美貴を中心に置く為のものだったろう。
彼女の声質をを考えディスコ調のポップな楽曲に仕上げられた。
この楽曲から新メンバーとしてみうなが参入する。
5人体勢となった新生カントリー娘。が世の中に印象付けられた。


そして、今回の楽曲「先輩〜LOVE AGAIN〜」となる。
失恋相手の先輩の事が忘れられない女の子の切ない歌である。


今までの事を念頭にまとめをしたいと思う。
だいぶ世知辛い書き込みになってしまう。
前もって述べておくが、相変わらずの大妄想なので事実無根である。


おそらく、カントリー娘。は会社間の契約のもとに成り立っている特殊なユニットではないのだろうか。
ギャラクシープロはUFAと下記のような契約を交わした。
   カントリー娘。の売り込み権限をギャラクシープロからUFAに委任する。
   売り込みの方法としてカントリー娘。のメインにUFAの女の子を置く。
   カントリー娘。を前面に出すため、UFAからギャラクシープロに対する人員の貸与(支援)
   という形式をとる。


この契約により、プロデュースが田中義剛さんからつんく♂さんに代わった。
つんく♂さんからしてみれば、思いのままに動かせる単独のユニットが誕生した事になる。
つんく♂プロデュースになってからの楽曲の曲調の変化や、つんく♂さんが曲調を決定する際の
発想がそれを裏付けている。
石川梨華が「BYE BYE 最後の夜」を最後にカントリー娘。支援を抜けたのは貸与期間が切れたためだった。
代替として、藤本美貴紺野あさ美が投入される。
石川梨華の撤退は藤本美貴モーニング娘。参入を待って行われた。
次期リーダーを望まれた藤本美貴にとってカントリー娘。は格好の修行の場となっていく。


思わぬ発端から大妄想突入だったが、これが的を得ているとすれば、カントリー娘。が、老舗ユニットである
プッチモニタンポポを差し置いて活発に楽曲を発表する理由がわかる気がする。
カントリー娘。というユニットにはこんな背景があるのではないか。