誤解。

亜弥さんには率直に恋愛を表現した曲(いわゆる痛い曲)が少ない。
詞の情景と彼女が重ならないから今一伝わって来ない。
そんな事をずっと思っていました。
でも、そうじゃなかった。
感情的な自分を見せたがらない女の子。
そういう観点で捉えてみれば彼女の歌にたくさんの共通点が見えてきます。
彼女らしさを最も表現しているのは、100KISSかな。
ラスナイもそう。
楽しかった日々が脳裏を掠めて本当は泣きたいだろうに“冬が始まる”と形容して感情を押し殺してしまう。
こういった傾向は曲の作り手が変わっても同じです。
例えば、砂NAMI。
過去の恋愛に揺れながらもあえて気丈に振舞おうとする心情に彼女らしさが感じられます。
亜弥さんの歌にはどれも深い意味が籠められているのかもしれず、自分はそれに気づかず過ごしてきたのかもしれない。
そんな風に思うと彼女の歌をもう一度感じ直してみたくなりました。