ラブ涙。

愛理ちゃんがラブ涙を歌ったならどんなだろう。
あの歌そのものって意味じゃない。
ああいった背景の、ああいった曲調のってこと。
制服姿で佇む姿、パジャマ姿でおどける姿。
愛犬を散歩させたり。
お風呂につかってもの思いにふけったり。
そういった少女の日常を表現した楽曲や映像が近頃は作られなくなった。
アイドルを表現する基準が変わってしまったのかもしれない。
身近にいる普通の女の子がアイドルの原点だったはずなのに。
大写しにゆっくりと迫ってくる愛理ちゃんの瞳のキラキラ。
ラブ涙の最初のシーンを彼女が再演した時、自分は泣けるだろうか。
亜弥さんに感じた同じものを感じられるだろうか。