現在の彼女。

亜弥さんの現在について客観的に考えてみる。
アイドルとして一時代を築いた彼女だがニューミュージック(死語かな、今は何て表現したらいいの?)の世界では未だ駆け出しで大御所のみなさんと一緒に番組に出させて貰うなど本来なら在り得ないはずでアイドル時代に培った実績に後押しされた実現なのだと思う。
楽曲の提供が解禁されたことで彼女は提供者の期待にも応えなければならなくなった。
どんなジャンルの曲でも器用にこなしてしまう才能が著名な音楽家に評価されたため提供者は曲作りに夢をのせてしまい出来上がった楽曲は妥協のない仕上がりになっている。
楽器に喩えれば“鳴らせる”と“奏でられる”は全く意味合いが違う。
彼女は未だ“奏でられる”状態に至っていない、喉を酷使しなければ歌えない。
アイドルとニューミュージックでは発声が違うのでサプライズ的に与えられた曲を歌うのならともかくいきなり全ての曲風が変化したのであれば歌の途中で声が出なくなってしまうことも在り得る。
歌唱力を落とさないまま上手に発声を転換させなければならない状況をどう乗り切るかが彼女の直面している問題なのだろう。