音楽と人

亜弥さんが特集されていました。
「裸の私を感じて欲しい。」と亜弥さんは語ります。
今までそれを”自然体の私”と解釈していたのですが理解が足りなかったですね。
亜弥さんは相手に好く思われなければならないと必死だった頃に自分のしぐさをデフォルメして人気を得ている他人を知ったことで歌うことの本質を見失いかけている自分に気づくのです。
自分の本当が何処にあるのか苦悩する彼女を救ったのは同じ世界にいながら自分を発信し続けているアーティストたちの姿でした。
ただ歌うのではない。
それぞれの歌には自分が伝えたいメッセージを込めること。
相手に自分の想いを伝えるためには、怒りや、悲しみや、憂いや、喜びや、自分の心をさらけ出して挑まなければならないことに亜弥さんは気づいたのです。
初めて歌った時に伝えていたのはつんく♂さんの想いでした。
それにもう一度、今度は自分なりのメッセージを込めて歌ってみる。
CDを購入してくれたひとに自分の想いが伝えられるかどうかが亜弥さんの挑戦です。
ファンである自分たちは同じ歌である事に惑わされてはならない。
全くのベツモノであることに気づくべきです。
アーティスト系の雑誌に取り上げられた理由は亜弥さんがロックの本質に気づけたからだと思います。
彼女がアーティストとしての起点に立てたからだと思います。