スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ

レンさんとご一緒しました。
何やかやと予定が入って観られなくてずっと後回しになってた。
待たされたなあ…。
ようやく観られました。
相変わらず周囲の雰囲気と全然違う場面で感動してました。
「男に逢った。」サキが吉良に報告するシーンがあります。
それを聞いた吉良が一瞬固まるのですがそれを見て泣きそうになりました。
サキの呟きは本当に報告だったのかなって。
女の子ってどうして妖しい男に弱いんでしょうか。
初めて敵に接触した彼女は恋に落ちてしまったのですね。
それは孤独に生きてきた彼女にとって初恋だったのでしょう。
嬉しくて誰かに話したくなりました。
束縛から解放されようと獣のように暴れた彼女を冒頭シーンで無防備に抱きしめたのが吉良でした。
そんな経緯からサキは吉良の優しさに無意識に父親を感じていたのだと思います。
だから彼を訪ねたのです。
吉良は短い言葉の中に彼女の恋心を感じてしまった。
我が子のように思っていた娘(実は本当の娘かもしれない)だったから彼は固まってしまったのです。
自分にも娘がいるからそんなところに感動してしまったのかな。
泣きそうになった自分が可笑しかったです。

監督の力量ってやっぱり大切ですね。
この映画のために集められたキャスト、スタッフの人選の素晴らしさ。
それが目に見えない迫力を生むのです。
映像に松浦亜弥はいなかった、彼女は最後まで麻宮サキでした。