自動車に喩えるなら。

亜弥さんのポテンシャルを自動車に喩えるなら老舗の外車かな。
レースカーのような心臓を持ってて最速が出せるわけではないけど安定した走りで駆るものの心をくつろがせてくれる。
安心を持続させる性能、それが自動車の本領なのだと思う。
最速はカッコ良いよね、頂点を極めたいと誰もが思う。
でも、やっと到達した頂点はあっという間に追い抜かれてしまう。
すぐに廃れてしまう。
だから、少しの間だけ頂点に居られる高性能は熱烈なファンを呼ぶのだろう。
アイドルからディーバへ転身した女の子は沢山いるだろうけど。
その子たちの殆どは今まで大切に守ってきた雰囲気を転身の枷になるために捨て去った。
自動車に喩えるならフルモデルチェンジをしたようなもの。
新しい雰囲気が大衆に受け入れられるかどうか一種の賭けになる。
でも、亜弥さんの場合は違うような気がする。
歌う曲のジャンルは変わっても、服装が落ち着いても、醸し出す印象は何も変ってない。
彼女にとって、転身はマイナーチェンジだったのだろうね。
だから、雰囲気に深み(風格)が感じられるようになったのだろう。
老舗の外車の風格を称えたディーバ、松浦亜弥
可笑しな喩えだけど案外的を得ているのかもしれない。