デモンベイン

近頃ハマっているアニメの話題を少しだけ。
木曜日の夜中にワウワウで「機神咆吼デモンベイン」が放送されています。(タダで観られます)
遅い夕飯を摂りながらチャンネルを切り替えていたら偶然それに当って観ているうちに惹き込まれたといういつもの経緯です。
初回から観てないし、これについて深く掘り下げるほどの若さが自分にはもう残ってないので単純にアニメの世界だけ楽しんでいます。
魔導書とか、クトゥルー神話を題材にしたロボットアニメですが、ネットで検索してみると前身はゲームだったらしいです。(しかもエロゲー
何の予備知識もなかったので、この物語について純粋に考察する事が出来ました。
①魔術理論を駆使して造られたデモンベイン(ロボット)を稼働させられるのは魔導師と魔導書だけ。
②魔導書というものの実際は精霊で、魔導書を使うためには魔導師が精霊と契約しなければならない。
③魔術には規制があり「覇道財閥」の許可を得ないと使う事が出来ない。
この辺りの設定がかなり興味深かったです。
魔導師=陰陽師、魔導書=使役鬼(式神)、覇道財閥=陰陽寮という具合に設定がそのまま平安時代の日本に当てはまったからです。
陰陽師は術によって精霊を縛り名を与えて使役します。(契約します)
敵と対峙した陰陽師がその場で符を書いて投げるシーンがアニメや映画に出てきますが本来は違います。
陰陽師陰陽寮(役所)に所属してて、符を書く者、それを使う者は分業化されていました。
つまり、陰陽師は(表向きには)陰陽寮から許可された符しか使えなかったんです。
展開が早すぎて物語に頭が追いついていませんが脳内で設定を置き換える事で補っています。
このアニメは、陰陽寮に雇われたフリーの陰陽師と彼が使役する使役鬼が外法師(秩序を乱す陰陽師)と闘う物語なんですね。