感情の演出

笑いたいのに笑えない。
泣きたいのに泣けない。
そういう場面に遭遇した時にどういう表情をしたらいいのか判らない。
そんな女性を演じさせるとしたなら、亜弥さんと、真希さんのどちらが雰囲気を出せるか。
てな事を考察してみる。
結論から言えば、亜弥さんじゃないのかな。
表情は感情がある境界を越えることによって起こるものだと思っている。
その境界はひとそれぞれです。
真希さんは、ほんの些細な出来事に幸せを感じてしまうひとのような気がするから、「笑わん姫」とか言われていても実際は表情が豊かなのだと思っている。
つまりは、情の可愛い女性なのだ。
比べて、亜弥さんはいつも笑顔を絶やさないひとなのだけれど、それは彼女の基本的なポーズ(姿態)なのだと思っているので、実際は無表情と同じような状態なのだと思っている。
彼女はうれしいとか、悲しいとか、感情を無意識に思考して表現してしまう、つまりイメージしてそれに成り切ってしまえるひとだと思っている。
だから、心から嬉しいというような衝動(感情)の境界が高いのだろう。
つまりは、情の強い女性なのだ。
感情を無意識に思考して表現できるのであれば、それを意識して表現する事も可能、そう思えます。
そういえば、映画「青の炎」で彼女が演じた福原紀子がそんな役だったか。
だから、そう思えたのかもしれませんね。