新曲所感④

気がつけば あなた」を聴きました。
今回の楽曲って不思議な特徴があります。
ラジオの音源で聴いたもの、テレビで放送されたもの、ライブで歌われたもの、そしてこのシングルCD、それぞれ全部印象が違う気がします。
その理由はおそらく演奏の伝わり方だと思われます。
楽器の種類によって、若しくは音色の強弱によって輝きが変化するのです。
思えば、この曲の起点はアカペラでした。
演奏無しの状態で最高の効果が得られる事を前提に生み出されたのだと推測できます。
つまり、亜弥さんの歌声自体がこの楽曲の核なのです。
そのため、ギターの弾き語りであっても、オーケストラの生演奏であっても、「気がつけば あなた」はそれに相応しい音楽として伝わるでしょう。
そう、まるで着せ替え人形のようにね。
この曲を浜崎あゆみさんに歌わせてみたい、ふと突拍子もない発想が浮かびました。
でも決して的外れじゃない気がします。
彼女の歌声ならこの曲はきっと素晴らしい音楽として響くと思われますから。