君に一つ忠告があるんだけど

笑わない亜弥さんの魅力に惹かれた監督さんがいた。
そして彼女は女優として抜擢され、映画「青の炎」が制作された。
笑わない彼女は福原紀子になった。


オトナになった亜弥さんは笑わなくなったと思う。
いや、必要以上に愛想を振り撒く必要がなくなったのだ。


だから、自分は思い出すことが出来た。
胸に真っ直ぐ突き刺さって来るようなあの頃の眼差しを。
亜弥さんに魅了された理由を。