温故知新


久しぶりに過去のアルバムを引っ張り出して聴いてみました。


「あなたの彼女」
アルバム「T・W・O」に収められた曲です。
当時の亜弥さんはまだ少女の雰囲気で可愛らしかったからこの歌はとても初々しく感じられました。
それが、今の亜弥さんを想定して聴き直してみると雰囲気が変わります、結婚を意識した女性の歌のように感じるのです。
彼氏の母親と親密になろうと努力したり、彼氏の友達を覚えたり、それっぽいですよね。

「自然な恋人」と言われても
あなたの言葉で聞いてみたいの


不器用な人だとわかるけど「好きだ」と
女は言われてみたいの


このフレーズの最後の辺り、”女”という部分がとてもリアルに響きます。
満たされてこその愛です。
素振りと言葉の両方で表現されるから愛は満たされるのです。
その辺りの女性のウェットな感じを当時の彼女は既に表現していたのです、驚きです。


歌い手の印象が変わることによって、以前に感じたものと全く別の印象を感じたり、見えていなかったものが見えてくる。
意外とそういう事ってあるんですね。