頑張りの証明


亜弥さんの「AMB1」。
オリコンデイリーにおける本日までの順位は以下の通り。


3/23  1位
3/24  1位
3/25  2位
3/26  2位
3/27  3位


今迄であれば釣瓶落としとなるハズの順位が今回は安定をみせている。
恐らく、一般客の売上が影響しているからだと思われる。


世代を問わず人気のある亜弥さんではあるが、かといって売上に貢献してくれるほど一般客は入れ込んではくれない。
定期的に発売される彼女のシングル曲は当然耳にするだろうし、その都度CDを購入するべきか葛藤し逡巡するうちに購入時期を逃してしまうといった一般客もたくさんいると思う。
”そのうちベストアルバムが出るから…”
楽曲に興味を持ちながら購入に踏み切れない自分を正当化する理由の一つがこれになる。


聴きたいのはメディアから流れてくる馴染みのある楽曲だけなのだから知らない曲の含まれる通常のアルバムはいらないという意識がある。
確かに、シングルとして発売される楽曲にしか興味を感じないからこそ一般客と呼ばれるのであって、それ以上の楽曲を望むようになったならもう一般客ではないのだろう。
ベストアルバムの発売を待ち望んでいたそういった客からの売上が今回の結果に反映されているのだ。


それから、アイドルという肩書きは一般客の購買意欲を落とさせる要因となり得ると思っている。
買いたいのはヤマヤマなのだが大のオトナがアイドルのCDを買っている姿を客観的に想像してしまうと気恥ずかしくて買うのを躊躇してしまうのである。
そういう意味であの一件はアイドル松浦亜弥という意識を薄れさせるのに貢献している、アイドルに不似合いな内容だったからだ。
今回の結果にはその効果も少なからず反映されたのではないのだろうかと思っている。


では、次に発売される亜弥さんのアルバムの売上も今回のような安定を見せるのだろうか。
残念ながらそうとは思えない。
みんなの中からアイドルという意識が薄れたとはいえ根本的な部分で彼女はアイドルであり続けているからである。


兎も角、「AMB1」は売れている。
亜弥ヲタとしてこれほど喜ばしいことはない。


売上、若しくは順位。
それは、亜弥さんの頑張りが実を結んだことの証明といえるからである。