幸福聖夜楽団


久方ぶりにごまっとうを堪能させて頂きました。
感想を少しだけ。


買物ブギー(笠置ゴマキ
この楽曲は、以前、亜弥さんが歌ったことがありましたね。
亜弥さんの場合、笠置シヅ子さんを忠実に歌っていましたが、真希さんの場合、彼女らしさみたいなものが加味されている気がしました。
声の加減、視線、振り付けのメリハリなんか完璧に真希仕様でしたね。


銀座カンカン娘(高峰ミキ子)
高峰秀子さんのこの楽曲はミキティにはおとなし過ぎだったやうな気がします。
せっかくのひとり舞台なのだからもっと勢いのある楽曲がよかったと少し残念でした。
でもね、でもね、娘。で修行した成果は見られましたよお、歌っている姿がどっしりして以前のような不安定さが感じられなかったですもん。
あ、頬の横で立てた人差し指を振る姿はまさにソロ藤本美貴、圧巻でした。


真赤な太陽(美空あやや
亜弥さんが「草原の人」の経緯から美空ひばりさんでくるのは予想できました。
彼女がひばりさんの歌に何処まで迫れるかを観点に聴いていたのですが、着目すべきは、”激しい愛にもえた素肌は…”の辺りからです。
歌い方に微妙な溜めを入れ始める、それは不思議な迫力となって響くわけです。
ひばりさんが同じ手法で歌われていたかはわかりませんが、松浦亜弥流のひばり節が感じられました。


実はですね、今回、亜弥さんに背筋が寒くなるほど衝撃を感じました。
ひばりさんの「真赤な太陽」から、さんまさんの「真赤なウソ」に切り替わった瞬間、彼女からとんでもない色気を感じたわけです。
彼女の目の配り方、フリのやわらかさが異様に艶っぽくてオンナを思いっきり意識してしまいました。


「真赤なウソ」は女性にだらしない男性の心境を歌ったものです。
アルフィー高見沢俊彦さんが作られたというのも当時話題でした。


恋してごめんね、
三角関係、
そして、真赤なウソ


亜弥さんが不義を歌うとすごく魅力的に感じてしまうのは何故でしょうか。
×3が発売された時の「恋してごめんね」についての亜弥さんのコメントから彼女にそういった経験があるとは考えられないのですが…。
やはり天性、魔性の女なのでしょうか。
そういえば、真希さんが歌うのは正義でしたね。
真希さんが一途を歌う時、たまらない可愛さ、切なさが彼女から溢れ出すのです。
本当に対照的なふたりです。


今回、スタジオにミキティは来ていませんでした。
彼女とさんまさんの会話が聞けなかったのはかなり残念でした。


昨年は、亜弥さん、真希さん、なっちさん、モーニング娘。とたくさんの参加があったわけですが、今年は寂しかったですね。
来年は再び賑やかな「HAPPY Xmas SHOW!」となることを期待致します。