サンタクロース


「34丁目の奇跡」
毎年この時期になると決まって流される映画がこれなんですが、今年はこれのミュージカルにアイリーンちゃんが出演していることもあって少し感慨深いです。
彼女の舞台に名古屋公演があるなら観に行きたかったのですが残念ですね。


サンタクロースは正しくは、「セント・ニコラウス」というそうです。
北欧の由来なので訛ってサンタクロースと呼ばれるようになったとか。


サンタクロースが靴下に贈り物を入れる理由は彼の伝説がもとになっています。

結婚式を目の前にしながら貧しさのため娘を嫁がす事の出来ない家がありました。
ニコラウス司教はその話を聞きつけその家に赴きます。
彼はその家の窓に向かってこっそり金貨を投げました。
その金貨は窓に吊るされた靴下のなかに偶然入り、その家はそれを元手に娘を嫁がすことが出来ました。

今でこそ彼は神のような存在なのですが、実際は普通のひとだったのですね。


奇跡ってどういうものだと思いますか?
おじさんは、奇跡=気まぐれだと思っています。


人間が持っていない能力を有している存在が何かのきっかけで大勢のなかのひとりに興味をもつ。
「34丁目の奇跡」でいえば、サンタの存在を信じない女の子でした。
みんながサンタの周囲に集まってくるなか彼女だけは遠くからそれを見ているだけでした。
それがサンタの興味を惹いたのです。
自分の存在を否定する彼女に彼は本当を見せたくなりました。


誰もが恩恵を与えられるのならそれは奇跡と呼びません。
何かの理由(大抵しょーもないこと)により限られたものだけに恩恵が与えられる、それを奇跡というのだと思います。


サンタクロースっていると思いますか?
おじさんはいて欲しいと願っています。


神様、仏様、悪魔、鬼、妖怪。
人間を超える能力を有した存在はひとの想いから生まれると思っています。
たくさんのひとがその存在を意識した時、それは生命を宿すのです。
身近で例えるのなら都市伝説ですね。


サンタクロースは世界中の子供たちの願いによって生まれ、今年も誰かのもとに奇跡をもたらすのです。