あわや…。


通勤時のこと。


おっさんが広げている新聞を向かいから見るともなしに眺めていました。
新聞が持ち上げられている関係上、裏面の文字が透けて見えているわけです。


ただぼんやりしていたのですが、一瞬にして意識が鮮明になりました。
透けて見える文字のなかに”あやや”を発見したのです。


普段になく集中して新聞の逆さ文字を追い始めました。
結果、”あやや”に見えていたのは、”あわや”であることが判明、自分の馬鹿さ加減に呆れました。