バラード

歌い手の人柄と、それぞれが歌うバラードの印象は関係があるのだろうか。


松浦亜弥
   初めて唇を重ねた夜
   THE LAST NIGHT


   これらの楽曲はかなり重い。聴いていて、”ううっ…”と唸って
   しまうほど刹那的に出来ている。


後藤真希
   涙の星


   バラードではあるが、純な女心を歌った可愛らしい楽曲だと思う。


ソニン
   好きなひとだから
   ほんとはね。


   彼女の場合は、詞の内容がバラードっぽいものばかりなので
   選ぶのに困るくらいなのだが、自分的にバラードとするのなら
   この2曲だと思う。
   楽曲の作り手によって、こんなに印象が違うのかと正直驚いた。


安倍なつみ
   ・・・ひとりぼっち・・・


   松浦亜弥のバラードを外向的というのであれば、彼女のバラードは
   内向的と表現できるのではないかと思う。
   友達と会話をしている自分ではなく、それを客観的に眺めている
   もうひとりの自分を視点に歌うのだ。


それぞれが歌う楽曲は、それぞれの歌い手の性格を投影していると思う。


亜弥さんの場合、落ち込む時はとことんブルーになるのだろうし、
真希さんの場合、落ち込んでいる事を悟られまいと頑張るひとなのだろう。
ソニンさんの場合は、元凶となった人物によって落ち込み方が違うととれる。
なつみさんの場合は少々複雑なのだ。
仲間といる時、彼女自身は落ち込んでいる事に全く気づいていなくて、
ひとりになった時に初めて実感がわいてくる。といった感じなのだろう。


されど、それは彼女たちに対する作り手の客観的な印象なのだから、
実際は違うかもしれない。(当たり前だわな)


バラードは、歌い手の人柄を映す鏡と言えるのかもしれない。