黒猫さんに失礼です。
黒猫、カラス。
これらの動物を目にすると不安になったりします。
不吉だなぁ…。
なんて無意識に思ったりします。
でも、それって彼らの立場になってみれば、たいへん失礼な事だと
思いませんか?
体毛の色で差別されるのって心外だと思っているハズ。
じゃ、何で黒猫は不吉なんだろう。
素朴な疑問です。
思うに、黒というのは呪術的に重要な色なわけで。
黒い体毛をもった獣は使い魔(敵に厄災を届けるもの)として使わ
れていたせいだと思われます。
黒い体毛の獣は、別の色の体毛をした獣に比べて頻繁に呪術の道具
として使われていた。
それが常識として一般化してしまったのではないのでしょうか。
だから、黒猫を目にすると自分に災厄を届けに来たのではないのだ
ろうか、誰かに呪われているのではないのだろうか。
と反射的に思ってしまう。
不吉に感じてしまうのです。
何故、呪術に黒色が好まれたのか。
おそらく、闇=黒という発想からなのではないのでしょうか。
闇=黒=悪という発想も同様の連鎖だと思われます。
太古の昔から人間は闇を恐れて生活していました。
そのため、黒を忌むべき色としてしまったのですね。
そういった概念を取り除いてしまえば、黒猫って可愛いですよ。
こじんまりして見えていても抱き上げてみるとかなり重みがあって
意外だったり。
(黒って着やせして見えるんですよね)
たまたま見かけた黒猫が妙にひとなつっこくて考察してみました。