伏兵 - をかしの缶詰

高橋愛さんオンリーで書きます。
わたしは、この娘についてオンリーでは書けないんじゃないのかなって
思っていました。

彼女の事を嫌いとかそんなんじゃなくって。
愛さんは、優等生だと思うのですよ。

　　　歌唱力。
　　　表現力（ダンス）。
　　　演技力。
　　　可愛さ。（なまりは彼女の武器です）
　　　艶っぽさ。（意外ですが）

全部持ち合わせた女性なのですね。
総合的に判断すると、もしかしたら実力はモーニング娘。でトップなのでは。
ひとりでアイドルという死語を甦らせてしまったあの方に匹敵するのでは
ないのだろうかと思わせるくらいです。
残念なことに、愛さんにはあの方ほどの強力な存在感がない。
そう思っていました。

わたしは、つんく♂さんとデュエットする愛さんの歌声を聴いて
彼女についての認識を変えました。

歌い出しでいきなり気持ちを持っていかれるって感覚わかりますで
しょうか。

わたしは「ほんとはね。」の試聴音源の時に初めてそれを経験しました。
感情が高ぶって涙が止まらなくなってしまう。
そんな感覚です。
自己分析すると、歌声の微妙な震え（ビブラート）に弱いみたいです。

もう二度とないと思っていたのですが、まさか、愛さんにもっていかれる
とは思わなかった。
（亜弥さんにももっていかれた事がないのに）

つんく♂さんとデュエットしている時の愛さんの歌声って、集団のなかの
それとは全く別物です。

　　　”ばかやろう、なんでこんなに歌えるんだ…。
　　　　どうして、この娘の才能をもっと引き出してやらないんだ。”

そう思いました。
おそらく、つんく♂さんのリードが上手なのだと思います。

わたしは、ふたりのデュエットを聴きながら歌とは全く別の事を思い浮か
べました。

　　　愛さんって、もしかしたら、
　　　好きな男性ができたら周囲が見えなくなってしまうひと
　　　なのではないのかなぁ…。

つんく♂さんに触発されてこれだけの歌い方が出来るのなら、
男性によって自分を染められるひとではないのかなぁという
単純で突飛な発想なのですが…。

愛さんのソロデビューがウワサになった事がありました。
それを聞いた時、わたしはピンときませんでした。

ソロで売れるためには、強烈な個性が必要だと思っています。
それが望めない場合は、年輪（知名度）が武器となると思っています。
わたしは、愛さんに飛びぬけた個性を感じていませんでしたから。

その気持ちが今回変わりました。

ソロ高橋愛が誕生したら、スゴイ事になるかもしれない。
亜弥さんの存在を脅かす伏兵。
亜弥さんをお蝶夫人に例えれば、愛さんは岡ひろみ。

そんな気がしてきました。