アタリ年

「このネタだったら文中にキーワードの下線はひとつもつかないだろーな。」などどいう、
やたら小さな野望を抱きつつ、今日の書き込みです。


うちは、自分で言うのもなんですが田舎です。
でも、他所から来られた方が秘境と思うほど田舎ではないと自負しているのですが…


今年も山からたくさんの来訪者がありました。


   キツネ
     茶色の毛並みのものと、銀色の毛並みのものがいるんですが
     ナワバリは別々みたいですね。
     家族連れで来てました。


     うちのニワトリが3羽ほど食べられてしまいました。(泣)
     惨劇の現状を目の当たりにした時は怒りに身体が震えましたが
     怒りの理由は、


       ”くそぉ、むちゃくちゃ美味かったんだろうなぁ…”


     というわけの解らない内容でした。


   リス
     毎朝、うちの庭の木に駆け上って行きます。
     彼(彼女)は何の目的で日参しているのだろうか…


   タヌキ、ハクビシン
     SARSのまん延で有名になっちゃいましたね。
     道を横切る程度でしたが、頻繁に見かけました。
     (たまに不幸な事故で道端で亡骸になっていましたが)


   野ウサギ、フクロウ
     まさか、逢えるとは思いませんでした。
     感激でした。


   シカ
     姿は見せてくれませんが、いつもフンだけ置いていってくれました。


   クマ
     真っ黒なイヌを見間違えたという類のガセネタから、マジネタまでいろいろありました。
     これは毎年の話ですね。
     人間が襲われる事はめったにないです。


で、いよいよ今年の最高殊勲選手の登場です。


   イノシシ
     主に母親と子供たち(うりぼうと呼ばれますね)が大暴れしていました。
     どこの家でも、イネ、イモ等の農作物が根こそぎやられてしまいました。
     いきなり、道に飛び出してくるので自動車で轢いてしまったひともいましたが、
     彼女たちは重戦車並みの装甲を持っているのか壊れたのは自動車のほうでした。


     そういえば、果樹園でハサミを武器にイノシシと死闘を演じた夫婦の話がテレビで
     流れましたよね。
     ネタバレですが、あれ、うちの親戚です。(そんな事、誰も聞いとらんわい!)


今年は例年と少し様子が違っていました。
ずっと雨が降り続いていました。


梅雨明けしたのに、梅雨明け宣言が取り消されたり。
結果、8月になっても梅雨だった。


夏が来なかった。
陽の恵みが極端に少なかったんです。


本来なら、ぬるま湯の生活ですくすく育つハズの田畑の植物でさえ疫病にやられました。
(鉄腕DASHを毎週見ている方はおわかりですね)


そんな状態なのに山野の植物が元気なワケはないんです。
だから、動物たちは山を降りた。
食べるために。
自分の子供を生かすために。


   ”ざけんじゃねェ!”


人間たちは彼(彼女)たちを追い回しましたが、
本当にそう言いたかったのは、彼(彼女)たちの方だったのでしょうね。