両雄

後藤真希
あやヲタのわたしがあややにとって唯一ライバルと認めたアーティストである。


あややの新曲がリリースされる度にオリコンランクをチェックして
「チッ、また2位か」とか思うのだが、その時々によって1位のアーティストは違っていて自分的に
あややが発売日1位にならなかった悔しさはあるもののその時の1位のアーティストに対してどうのと
思った事はない。
それが、後藤真希だけは違うのである。


リリースされた曲はいづれランクを下降していく。
あややの楽曲も徐々にランク外に消えていくのだが、その時、ことごとく彼女(後藤真希)のランクが
気になるのだ。
あややのランクが下回った時など謂れのない(いわれあるよねぇ)憤りがこみ上げてくる。


何故、後藤真希をライバル視してしまうのか。
その辺りを考えてみたいと思う。


説明の必要もない事だが、ハロプロ歴は後藤真希が1年先輩である。
ツッパリだと言われ、モーニング娘。のなかで異色な存在だった。


2002年2月28日  後藤真希ソロデビュー発表
2002年3月28日  ソロデビュー曲「愛のバカヤロウ」リリース


その同時期、2002年4月11日に松浦亜弥デビュー曲「ドッキドキLOVEメール」がリリース
されている事から考えて、後藤真希のソロデビューの引き金となったのが、松浦亜弥
ハロプロ参入だった事は間違いないと思う。
とはいえ、当時はお互い自分を確立するのに精一杯で他人を気にする余裕などなかったと思う。
彼女らの表現方法の違いが顕著にわかるようになったのは最近になってからだ。


GOOD BYE 夏男
あややがこれを歌っている時、主観だが常に無理をしているように見えていた。
見ているのが辛くなる程だった。


抱いてよ!PLEASE GO ON
これぞ、ごっちん! と言える曲だと思う。
曲から、歌声から、身体全体からごっちんパワーを叩きつけてくる。
心が躍動するのがわかる。むっちゃくちゃ、カッキーのだ。


後藤真希の持ち味  …  ツッパリ、ボーイッシュ
松浦亜弥の持ち味  …  優等生、可愛らしさ


容姿(見た目)というのは重要でいくら内面(表現力)でカバーしようとしても補いきれない
場合があると思う。
前述で彼女たちの思いっきりハジケた曲を例にしたが、逆に松浦亜弥の今回の楽曲
「THE LAST NIGHT」をごっちんが歌ったらどうだったろうか。
おそらく、酷く無理をしているように映るのではないかと思っている。


年表的に想定はしてみたものの彼女をライバル視している理由には行き着けない。
あえて言えば、彼女たちは集団から浮いた存在だという事だろうか。
ごっちんモーニング娘。参入時から他のメンバーと違った雰囲気を醸し出していた。
あややは天才と言われモーニング娘。と比べられる事自体がない。
異端同士だからというところだろうか。
すっきりしないが、彼女らの独特の輝き(才能)が低迷するハロプロを支えている事は間違いない。
ハロプロが今の状態を脱出するまでふたりに頑張ってもらうしかない。
頑張れ、ごっちん
負けるな、あやや