一年を振り返って。

亜弥さんの歌唱力が一般のひとに広く浸透できたなら松浦亜弥というレーベルだけで新曲を手にして貰える。
ミュージシャンと呼ばれる人たちの仲間入りができる。
そんな事をずっと思ってました。
でも、それは見当違いだったのではないのかな。
魅力的なフレーズや、心惹かれる歌詞を耳にした時、「この曲はどんな歌手が歌っているのだろう。」って思う。
それがきっかけとなって世間に認知された歌手のことをミュージシャンと呼ぶのです。(歌手ではなく楽曲への興味が先行しているから)
でも、亜弥さんはそうじゃない。
小さな顔が愛らしい、瞳がクリクリ、キラキラした女の子。
世間に認知されているのは楽曲ではなく彼女自身だからです。
定期的に発売される楽曲は彼女を輝かす装飾品でしかありませんでした。
どんなに秀逸な楽曲であったとしても(セールスポイントが違うために)世間から反響を得ることはありません。
亜弥さんが積んだのはそういったスキルなのです。
なので、これからも彼女がミュージシャンとして世間から認められることはないでしょう。
楽曲ではなく自身を売っていくこと。
自分を輝かすために歌うことが彼女の未来への展望である気がします。
そういった視点の転換がファンにも必要だと思います。
亜弥さんの活躍をただ賞賛するだけじゃなく、今までを踏まえてこれからの彼女について一緒に考えてあげられれば。
そんな風に思っています。