心得。

亜弥さんに逢えればいい。
それだけで感動した気になってしまう。
そうじゃないでしょ。
舞台にいるのは彼女だけど。
その時、彼女は彼女であってはならないんだから。
感動をせがんじゃダメだと思う。
亜弥さんに逢うために参加しちゃいけない。
お芝居に浸るつもりで出掛けなきゃ。
亜弥さんは自分という存在を消し去る事に成功したみたいですね。
目的を取り違えた客の心を物語の情景で染め上げたようです。
観に行かなかったけれど。
亜弥さんだったら遣り遂げられる。
やっぱり、そうなりました。