虚像と実像。

亜弥さんに絡んだ音楽家は誰もが驚きます。
“アイドルあやや”という観念が崩れてしまうからでしょうね。
アイドルだって仕事です。
制作者が期待する成果をあげるために労力を注いでいます。
でも(どんな仕事でもそうなんでしょうけれど)闇雲に行動するのと自分なりの概念があって行動するのではたとえ成果が同じでも個人的に得られるものが全く違ってきます。
“いつも笑顔でいなければいけない。”
彼女はそれを実践しました。
そうする事が(期待通りの成果をあげるのに)最も効率的だと(無意識にでしょうね)判断したからです。
人形、もしくは虚像、自ら心を持たず他人の幻想に中に生きる存在、それがアイドルです(でした)。
亜弥さんがアイドルの代名詞的存在になれた理由はアイドルでありながら意思を窺わせたからじゃないのかな。
歌うことを技術として捉え、自分だったならこんな表現が可能とプレゼンテーションできるアイドル、それが松浦亜弥なのです。
知名度めっちゃ高いくせに一番になった事のない女の子、それが国民的アイドルとして愛される理由なのかもしれない。
このスタンスは変わらないんでしょうね、これからも。