聖夜。

亜弥さんのディナーショウ(名古屋)に行ってきました。
昨年は彼女にとって初めてのディナーショウだった所為もあって自分もかなりの意気込みで参加したのですが今年はそういった情熱もなく、放置されていたチケットを開封したのも前日という始末でした。
そうなった理由を考えてみるに、今年は彼女がディナーショウらしい(相応しい)楽曲に恵まれているのと、秋ツアーで歌声を一度耳にしている所為で気持ちにゆとりが生まれたのかもしれません。
会場に入って目を奪われたのはテーブルの数で(昨年はこんなになかった気がするなあ)500人余り収容できる配置になっていました。
席につくと飲み物を勧められたのでピンクのグラスを注文しました。
桃色片想い」と命名されたカクテルは甘めでしたがクセがなくて結構イケました。
食事は(いつもながら)食べた気がしなかったです。
お作法を考えながら食するのは性に合いません。
ラーメンと餃子とライスでディナーショウだったなら気を使わなくていいのにって思います。(会場が臭うでしょうけれどね。w)
亜弥さんの衣装は胸元を大胆に魅せたドレスと、衣装チェンジした後は背中が空いた(フトモモまでのスリットが特徴ね)ドレスでした。
彼女の胸元に目がいって仕方なかったですが薄布の中を思い浮かべなかったところは自分を褒めてあげたい。(何がだ?)
充分にセクシーなはずなのに身体の線が華奢に感じられて一生懸命着ているような気がしてきて彼女がとても健気に感じられました。
歌については、「dearest.」(最初に歌われた曲)からいきなり印象を外されて吃驚しました。
以前なら懸命に声を出していたパートでさえ余裕が感じられ、奥行き(深み)が感じられ、明確な意思(伝えたい心)となっていたからです。
近頃の亜弥さんの進化は本当に目ざましいですね、本人の拘り(プロ意識)が成長を促進させているのでしょう。
ただ、進化した松浦亜弥という観点で考えれば彼女の声は未だ荒削りな状態です。
秋ツアーで苦戦した「ダブルレインボウ」を亜弥さんは見事に響かせました。
会場が彼女のオーラで満たされたと云ってもいいくらいにです。
この難しい曲をやっとさばけるようになった彼女はこれからどう味付けしていくのでしょうか、これからが楽しみです。
洋楽については、歌詞(単語の使われ方)を理解してイメージするのとそうでないのでは迫力も違ってしまうのかな、もう少しだった気がしました。
あと、時々手のひらを頬にあてていたんですよね、たまたまならいいですがあの病気の所為だったなら心配です。
MCで亜弥さんは客席も一緒に盛り上がろうと前フリしました。(踊るなよとも云ってましたが。w)
彼女は会場の雰囲気を糧にして気持ちを高めていくので観客のノリが悪いと思ったように歌えません、自ら率先して客を煽るのはそのためです。
得意のトークで心をほぐし、手拍子でリズムを刻むことを促し、アイドル時代の楽曲をセットリストに混ぜることによってヲタ心を扇動する、その辺り本当に巧妙になったと思います。
観客が無意識のうちに彼女にのせられいくのを感じて感嘆しました、まさに策士です。
まとめです。
亜弥さんの笑顔が近頃すごく素敵になりました。
テーブルの間を巡り子供に話しかける彼女の表情には癒しが溢れていました。
歌、そしてトーク、亜弥さんは今迄も感動をもたらしてきましたが、これからの彼女はそればかりではない気がします。
進化を遂げた歌声はレベルアップされた素敵な表情に相まって感動を通り越しライブを訪れたひとの心を幸せで満たしていくのです。