孤独感

亜弥さんの「隙のない女」から発想を飛躍させまして「孤独感」に至る経緯ついて考えてみました。
一つは、一人ぼっちだという心理状態を自分自身で作ってしまう場合です。
何かを為そうとした場合に、自分の想定したような結果が導き出せなかったというのが発端です。
葛藤が始まりますがそれを上手に収束させる事が叶わず、結果が出せないのを自分の所為にしたり、周囲の環境の所為にしたりします。
もう一つは、仲間外れという心理状態を自分自身で作ってしまう場合です。
社交的で誰とでも屈託なくお喋り出来ていると自負していたのに周囲の反応がそうではなかったというのが発端です。
思わぬ事態に本当に周囲に馴染むにはどうしたらよいのか悩み始めます。
自分なりに試行錯誤してみますが上手くいかず、他人に相談してもが決定的な解決案が見つかりません。
周囲から入ってきた情報に翻弄されてしまい自分を見失ってしまうのですね。
これらは全く関連性がないように思えるのですが実は根底にあるものは同じです。
「自分の心の痛みが他人に理解出来るはずがない」という想いです。
胸の内を他人に打ち明ければ気持ちを共有して貰えるし上手くすれば解決策が見つかるかもしれない。
だけど、心の痛みまでは分かち合えない。
それでは、根本的な解決にはならない。
だったら、他人に甘えても仕方がない。
という心理です。
それは、良く言えば強い意志です。
それは、悪く言えば自分を余すところなく理解して貰いたいと想う傲慢な欲求です。
孤独感はそういった部分から生まれて来るのですね。
前者の例はソニンさんです。
後者の例は亜弥さんです。
そうやって考えると、二人は根源的な部分で似たもの同士なのかもしれません。
まさにライバル同士って感じです。
話は変わりますが、この二人が対談した事って今迄なかったですよね。
劣等生と優等生、どんな話題をするのか興味あります。
なっちさんとの対談以上に微妙な雰囲気を醸し出しそうです。
映像で実現して欲しいですよね。
お喋りしている時の表情が見たいです。