ダ・ヴィンチ・コード

話題の映画を観てきました。
宗教ゴトとアイドルゴトはたいして変わらないのかもしれませんね。
宗教を成立させるためには信仰の対象となる神が不可欠でそれを生み出すために画策した人たちがいるわけです。
アイドルも同じく、例えば亜弥さんをデビューさせるために、売り込むために画策した人たちがいる。
神として相応しくない情報が闇に葬られたように、アイドルとして相応しくない情報も隠されている。
都合のいい情報だけが公表され神が、アイドルが生まれるわけです。
公表された僅かな情報をもとに信奉者は神の、ヲタはアイドルのイメージを膨らませていきます。
あるものは神の、アイドルの代弁者になったように振る舞い、
あるものは形式に拘り(ヲタでいえばグッズ蒐集とか)、
あるものは神を、アイドルを全肯定し、
あるものは神の、アイドルのために何か出来ないかと自発的に行動しようとします。
神の、アイドルの隠された部分だけに固執するアンチと呼ばれるひともいます。
この映画の登場人物たちはまさにそれで、みんな自分が為すべき事を信じて行動していました。
謎解きも面白かったですが、人間の心理がとてもよく描かれた素晴らしい映画だと思いました。