主流

昨日、大阪っ子さんから頂いたコメントのレスを考えていたのですが、長くなってしまったので日記として書かせて頂きます。

終わらせたのはあややその人ではないでしょうか。
あややの後には次のアイドル像がみつかりません。
だから、あややが今していることを目指す。

マリオネットからロボットに時代が移り変わったように、世の中がアイドルに人間である事を求めたのでしょうね。
突拍子もない話から入ります。
たかがアイドルですが、これには日本人の民族性が反映されていると思えます。
目新しいものが好きなくせに、それについて不安要素があると二の足を踏んでしまう。
好奇心と臆病という相反する心で構成されているのが日本人です。
過去、外国人が日本人に抱いていたイメージがそうでした。
眼鏡をかけて = 勤勉
カメラを所持してて = 好奇心旺盛
いつも笑っている = 臆病、慎重
体裁から来る笑顔が逆に外国人に不信感や不快感を抱かせていたのですけれどね。
アイドルがいつも笑顔でいなければならなかった理由もそれに起因します。
人気商売だから相手に不用意に不快感を持たせてはならないという配慮からですし、個性を消し去ったのは世の中からの反響が予想出来なかったからです。
日本で主流を作るためには先駆けが必要です。
日本人の不思議なところは先行きの不安が感じられなければ理屈抜きで突き進めるところです。
発言力のある人物が出来ると言い切れば従うものはそれを信じて動けるのですね。
今日のアイドル像を作り上げた立役者はつんく♂さんです。
彼の「これやッ、ピコーン!」という予感と亜弥さんに言った「笑いたい時だけ笑えばいい。」という優しさがなければ今日のアイドル像はありませんでした。
日本人は「誰かがやったから」という魔法の言葉が大好きです。
前例が出来てしまえば途端に寛大になり応用力を働かせる事の出来る民族なのですね。
応用力によって方法が枝分かれすればマニュアル(常識)が出来上がります。
今のアイドルたちはそのマニュアルに添って生み出されるのでしょう。
亜弥さんの生き方はそういった経緯でアイドルの主流になっていったと思われます。
主流=世の中の要望です。
マニュアルに対応出来ないアイドルが長続きする事なく消えていくのは世の中の要望に応えられないからですね。
亜弥さんは相変わらず先駆けであり続けています。
新しい先駆けが現れるまでマニュアルを書換え続けると思います。