スッピンと涙。③

この曲の映像が秀逸に感じられるのは喫茶店の雰囲気がとても明るくマスターがとても優しく感じられる部分です。
だから、真希さんの寂しげな表情がすごく引き立ってきます。
曲の終わり近くで真希さんの頬を涙がつたうのですが、それ以前に彼女は何度か泣きそうな表情をするんですよね。
こらえきれずに一滴だけ涙がこぼれてしまう、そんな映像です。
クローズアップで切なさを演出するのは簡単な事ですが、真希さんのように登場人物を自身に演じてもらい雰囲気を出すやり方、映像の技巧に頼らない演出をしているものはハロプロでも数えるほどしかないはずで、彼女はそういった演出で映えるひとなのです。
亜弥さんもこういうのやってもらいたいですね、「ラスナイ」や「渡良瀬橋」は切なさをクローズアップで表現してましたから。
亜弥さんにも「ラブ涙」や「100KISS」の頃のような物語のある演出を期待します。