オレを覚えていてほしい

奥山さんの闘病記をたった今観終った。
彼が死を迎えるシーンは泣けた。
彼の生き様に感動したとか、可哀相だったとかじゃない。
そういう事で自分は泣けません。
何故なら自分は「生」に執着しない性質だから。
「死」に至るために細胞が壊れていく痛み、痛いのはいやだ。(これについては以前も書いた気がする)
それは、痛くなかったなら死んでもいいと言っているわけじゃないです。
自分は死ねない、そう思う。
自分が死んだ後の事は全部家族に降りかかる、それが我慢ならないから。
自分の持っている力なんて微々たるもの。
だけど、それで支えられている家族があるのも事実なの。


自分が泣いた理由は、彼がネットを介して周囲の人たちに見つけてもらえたから。
それを存在価値と表現するほど大袈裟さじゃないかもしれないけれど、彼の生き様はたくさんの人に影響を与えたと思う。
それで、自分もそんな生き方が出来るのだろうかって思ったら涙が出てきた。


人間は他人のために生きるものだと思う、持論です。
それが出来て死んでいけるのなら本望だと思う。
自分もそんな最期を迎えられたらって思っています。