青春宣誓

亜弥さんの「YOUR SONG〜青春宣誓〜」を考えてみる。


アイドルの女の子が歌う楽曲といえば恋愛に集約されると思っている。


片想いを歌ったもの。
突然の告白から急展開する恋を歌ったもの。
ふたりで過ごす大切な時間を歌ったもの。
彼の気持ちが見えなくなってしまった心の不安を歌ったもの。
恋の終焉を歌ったもの。


すべてが青春の一コマなのだ。


亜弥さんの場合は少し違う。
恋愛ばかりでなく、家族愛、仲間たちとのふれあいのような友愛、たくさんの愛を歌う。


今回の楽曲は、ゆくゆくは音楽の教科書に載せようと目論んでいるような歌詞だと思った。
一度聴いただけで心に残るようなやさしい曲調にもそれが感じられる。


すごく耳障りがいい曲だと思う。
ライブで合唱したくなるような楽曲だと思った。


この楽曲、別のアイドルが歌ってもそう感じられるだろうか。
おそらくそうは感じられないと思う。


彼女のはっきりした発声、鼻にかかった甘い余韻、歌っている時の表情。
全てが松浦亜弥のために作られたオーダーメイドなのだろう。


激しくなく、切なくない丁度中間のやさしさをもった楽曲。
こういった曲調に惹かれたのは久しぶりの気がした。