親心

聖なる日のライブレポを書くに、ソニン紺についてはレポとした。
しかし、亜弥紺については感想にとどめている。


亜弥紺については、一番遠い位置からの参戦ということもあり、彼女の
実際の表情が見えていなかった。


ソニン紺については、手を伸ばせば触れられるくらいの距離からの参戦
だったため、彼女の表情が全部見て取れた。
それ故の違いは大きいと思う。


しかし、それ以上に自分が彼女たちに抱いている意識が書く内容に差を
生んでいるのだという事もわかっている。


うまく生きられない姉と、何でもパッとこなしてしまう妹。
妹であれば取るに足らない事でも、努力してそれが出来るようになった
姉であればそれを誉めてしまうのだ。
親心である。


愛情という面から考えれば、妹は不幸だと思う。
お姉ちゃんばかりを誉める親を見て寂しさを感じるだろう。
注がれる愛情は姉も妹も変わらないはずなのに。


要するにジレンマである。
妹をもっと誉めてあげたいのに、スゴイだの、カッコいいだのという
感嘆の言葉しか吐けないのだ。
それが妹に対して申し訳ないし、悩ましいのである。