客風

わたしだけの聖なる日ということで、今回唯一のソニン友達(こいつも
おじさんでしかも独身)を連れて、亜弥紺からソニン紺をはしごした。


亜弥さんと、ソニンさんで集まる客の雰囲気がこうも違うものかと思う。


亜弥さんの場合、どこから見てもヲタという雰囲気を身にまとった方々
で会場の入り口が埋め尽くされていた。
間違いなくハロプロ信者の集まりだというのが見て取れる。
わたしのようなおっさんは場違いな気がしてならない。


ソニンさんの場合、普通の格好のお兄さん、お姉さんばかりが目立つ。
前回の紺で見かけたお爺さんは今回も参戦していた。
彼女のことが孫のように思えるのだろう。
友達の言葉を借りれば、「このメンツならジャズ・セッションを聴きに
きた客といっても通用するよな。」という具合である。


この雰囲気の違いはどこからくるのだろうか。


客風は彼女たちの性格の投影という見方も出来る。
亜弥さんの語りは天真爛漫すぎて気恥ずかしくなることがある。
ソニンさんの語りは意識して明るく振舞っていても必死さを拭いきれず
多少の痛みを伴ってしまう。


やはりそこなのかと思う。
惹かれどころによってファンが分かれるのだ。
そうでなければ、わたしはこのふたりを推していないと思う。