霊感論

何処かへ旅行に行き、たまたま宿泊したホテルで、
夜半、寝苦しさに目覚めてみると、
枕元にひとでないモノが立ってこちらを見ている。


霊感が発達しているひとはそういった体験をしたことが
あると思います。


人間の”見える”という感覚は、簡単に表現すると、
眼という器官を通して取り込まれてくる情報を脳が処理し
イメージ化してくれることをいうのだと思います。


人間の器官をパソコンの部品に置き換えてみます。


五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)というのは、パソコン
でいうところの外部装置(フロッピーや、CDや、スキャナー等)
から取り込まれる情報に想定されます。


霊感という6番目に位置する感覚というのは、
パソコンに例えれば、普通の外部装置で捉えられない情報だと
思えるわけです。


”見える”、”見えない”に個人差がある。


それを部品に置き換えた場合、ふっと思いついたのが、TVや、
ラジオのアンテナでした。
アンテナが受信できる情報は周囲の環境や、装置の性能に
おもいっきり依存されます。


五感が捉えた情報を処理する器官と、
6番目に位置する感覚が捉えた情報を処理する器官が
共有されていると考えれば、ひとでないモノが見えた場合も
”見える”という状態となるわけです。


ひとでないモノを見てしまった時、”波長が合った”といいます。


ひとでないモノを見ないためには、自分で意識的に波長を逸らせば
いいといわれます。


けれど、簡単じゃないんですよね。


波長を逸らす方法が成功するのは、ひとでないモノの存在が予め感じ
られた時です。


ホテルで自分にあてがわれた部屋に案内された時、部屋に入った途端
いやな感覚がした。


だとか、


行楽に出かけて昔からの場所を訪れた時、何故かこれ以上踏み込まな
いほうがいいような気がした。


とかいう場合です。


自分の感覚に正直に従うのが得策なのですが、そうもいかない場合は、
気持ちを落ち着かせ、いやな感覚を意識しないようにします。


その場所を離れるまで、ずっとそれを継続しなければならない。
一端、波長があってしまったら、いくら気持ちを逸らそうとしても
あちら側で同調されてしまうからです。


だから、無意識の状態で波長が合ってしまった時、
例えば、睡眠中や、”おや…”みたいな生理的反応の時は、波長の
逸らしようがありません。


   ”じゃ、波長が合わないようにするにはどうしたらいいの…”


という時のために、ひとでないモノが嫌がるアイテム、
お守りやおふだがあるのです。


ま、そういった自衛手段があったとしても、完全ではないので
そういった場所に近づかないのが一番なんですが。(笑)