可能性


   他人のために死ねますか?


いきなり、極端な物言いで申し訳ありません。
言い方をかえます。


   自分以外のものを、自分より大切だと思えますか?


という内容です。
わたしの場合、”思える”ひとなのです。


きっと、自分の生命より大切なものがあって、
いつか、自分の生命をなげうってもそれを守る時がくるのでは…。
そう夢想するひとです。


死についての恐怖感が希薄です。


交通事故に遭遇する。
天変地異に巻き込まれる。
ナイフで刺される。
(銃で撃たれると発想しないところが日本人らしい)


死が怖いんじゃなく、それに伴う痛みが怖い。
細胞が無理やり機能を停止させられていく時の反応を知覚してしまう。
それがたまらなく怖いのです。


それを考えなければ、あとに残るのは、
残されたひとが背負うしがらみ(悲しみとか、後始末とか)への
申し訳なさぐらいでしょうか。


こういう発想をするひとの短所って何だかわかりますか?


   自分のために必死になれないところ。


受験勉強だろうが、運動だろうが、ギャンブルだろうが、
結果にあまり興味がない。
熱量が足りない。


じゃ、長所って何でしょう?


   他人のために必死になれちゃうところ。
   

頼まれたわけでもないのに、相手のことが気になって仕方がなくなる。
自分でも気がつかない間にどっぷりハマって応援している。
ソニンさんの時がいい例です)


世の中のひとは、こういう事を考えたりしないんでしょうか。
しないんでしょうね…。(笑)