ハリウッド女優

meiqoo2003-10-19

クエンティン・タランティーノ監督の最新作「KILL BILL」が、10/10〜12の全米興行収入
初登場首位となった。(2220万ドル(約24億円))


別段、タランティーノ監督に推しがあった訳でもないし、この映画に興味があった訳でもない。
偶然、街頭でこの映画のポスター(でかかったなぁ)を目にした。


脳裏に飛び込んできたのは、ユマ・サーマン演じるヒロインがブルース・リーを思わせる
黄色のコスチュームに日本刀をかざした姿。
何気なしに他のグラビアに目を移した。
寡黙に暗い眼をして上目遣いに見上げるセーラー服の少女。
不似合いの鎖鎌(に見えた)を手にしている。


   !
   この娘、ちーちゃんじゃ…。


ちーちゃん。栗山千明という。


わたしは日本のB級ホラーが好きである。
リング、らせん等がヒットし、今でこそ有名な俳優、女優がホラー映画に出演するようになったが、
それ以前の映画は本当にヲタのひとしか見ないような状態ではなかったろうか。
海外のホラーならば仲間を誘っても映画に同行してくれるのだが、日本モノはめったに同行してくれない。
そんな時期だった。



長崎俊一監督「死国
もともとモデルだった、栗山千明はこの映画で女優としてデビューする。
四国八十八箇所の逆打ちによって黄泉帰る少女役。
わたしはこの映画の原作者、坂東眞砂子さんのファンで彼女の書く物悲しく妖しい小説を読み漁っている。
この映画での彼女の役どころは、ひとりの男性に恋をするが不幸な事故により命を落とした彼女が
黄泉帰り親友(彼女は相手の事を親友と思わず蔑んで見ていたのだが)と恋焦がれた男性を取り合うと
いうもの。


その時のちーちゃんの印象は、美少女。
少し唇が厚いが整った顔つきで役柄のせいでもあるが影をを漂わせた普通の女の子だなぁ。なんて思った。
彼女の凄いところは、ごく普通に見えていた面持ちが、微笑んだ途端に一変しコワい相貌になるところだ。
唇の端が僅かに持ち上がり眼が細まる。ただ、それだけの動作なのに途端に場の雰囲気が妖しく変わるのだ。
この映画「死国」以降、彼女の出演するドラマ、映画は率先して見るようになった。



彼女は、深作欣二監督「バトル・ロワイアル」に出演した。
陸上部の少女役、ナイフを手に死闘を演じる。
タランティーノ監督は、以前から交友があった深作監督のこの作品を観て彼女に惚れ込んだ。
”彼女でなければ…”とまで言われて出演を請われたのだ。


映画「KILL BILL」での彼女の役どころは、殺し屋。(セーラー服っていうところが粋だねぇ)
役名は、「GOGO夕張」(なんじゃ、そりゃ!)
かつてゆうばり国際ファンタスティック映画祭に訪れたタランティーノが、この映画祭を気に入り、
再度この映画祭に新作をひっさげ参加することを望んだ。その想いをそのまま役名にしたそうだ。
(“GOGO夕張”=“夕張に行こう”)
”GOGO”は往年のレースアニメ「マッハ GO GO GO」から来ているという話もある。


この映画は当初一本の映画だったが長編だったため二部に分けられたそうである。
日本では10/25から公開。激、オススメである。
(オススメは映画の話じゃなくて、ちーちゃんのことれす。監督ごめんなさいなのれす。)


…・…・…・…・…・…・…・
お詫び


彼女の事を知って頂くために、栗山千明 OFFICIAL HOME PAGE様から無断で画像をお借りしました。
申し訳ありませんでした。


…・…・…・…・…・…・…・
とっても感激!
(モ)ヲタニュース。<さくら>様、お世話になっております。
ちーちゃんを取り上げて頂き有難うございました。
戦う女子高生。
セーラー服がバトルスーツとして世界的に定着しそうですね。(笑)


…・…・…・…・…・…・…・
武器
ちーちゃんの武器は鉄球に鎖が付いたもの(分銅というのかな)と判明。
(ノコギリの刃のようなものが球周に飛び出す仕掛けあり)
テキストサイトBOODLES」のゆうぽんさんが、9/19の「GOGO夕張 18:07」で書き込みしていました。

情報早えー!ヲタ度が違いますな。(わたしの食いつきが激遅いだけですね)
しかも、ちーちゃんが武器を持ちながら手を振っている写真付き。
恐れ入りました。


…・…・…・…・…・…・…・
めざましテレビ
KILL BILL」の特集がやっていました。(10/20)
軽部アナ曰く「タダ者ではない女優!」
今頃わかったんかい!


…・…・…・…・…・…・…・